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地域産業振興

概要

貧困削減には、民間部門が繁栄し、雇用を創出し、経済成長を促進する環境を作ることが極めて重要です。このような環境を作り出すため、アイ・シー・ネットは発展途上国の中小企業の管理・運営能力と資金調達能力の強化、及び新技術と営業のノウハウの習得を援助しています。

代表的なプロジェクト

畜産関連産業を対象としたマイクロファイナンス調査

実施国 : モンゴル
実施期間 : 2003年5月~2004年1月
クライアント : JBIC
  • 乳搾りをする女性と家族

  • 零細畜産業者とのワークショップ後の集合写真

モンゴルでは、マイクロファイナンス(以下MF)サービスが急速に拡大しているものの、都市や商業部門に集中し、貧困層が多く牧畜・畜産業に依存する農村部でのニーズには応えられていない。これには、同産業の季節性、天候に左右されるリスク、低い人口密度による取引費用の高さ、遊牧民特有の移動性などが障害となっている。
本調査では、牧畜・畜産業の現状と拡大に向けての可能性と課題、そして彼らの金融サービスへのニーズを、既存資料や現地調査を元に分析し、新しい金融商品を提言するものである。牧畜・畜産業の分析では、肉・皮革・カシミア・羊毛・酪農製品に分け、各分野での加工プロセスの明確化と主要工場のマッピングを行い、市場・流通・技術・金融等における課題を抽出した。金融サービスの調査では、既存MF機関やインフォーマル金融による供給状況を把握すると共に、 PRAによる社会分析やMicro Save Africaの参加型市場調査手法も用いて、金融商品への詳細な需要調査を行った。調査結果はMF機関にセミナーで報告し、新商品開発に向けての意見交換を実施した。これらを元に、牧民への融資リスクを削減するための預金や家畜保険とリンクした融資、家畜からの将来収入を担保とする融資、取引費用を削減するための季節移動銀行や地域エージェントの活用、畜産や加工のための小規模リース商品、天候デリバティブ型の家畜保険などの新商品を提言としてまとめ、各 MF機関からも高い評価を得た。

民間病院市場調査

実施国 : パキスタン
実施期間 : 2004年2月~7月
クライアント : 国際金融公社(IFC)

パキスタンでは、保健医療の改善において、民間分野の開発が必須の課題であり、民間への投資支援の実現可能性を調べる必要があった。新たな民間病院を作る場合、全体的な投資環境はどうか、投資に最も適した場所はどこか、どんなコンセプトの病院が有望なのか-を明らかにすることを目的に本調査を実施した。マクロ情報に基づき主要都市の投資環境を調べ、既存の大規模・中規模の病院からのミクロ情報に基づき、財務分析や競合・連携に関する分析を行った。また、コンセプトを絞ったモデルプロジェクトのプレ・フィージビリティ・スタディを行ない、投資が有望であることを確認した。この結果に基づき、実際に投資可能性のある国内・海外の投資家との協議を行い、有望投資家の情報をクライアントであるIFCに渡した。IFCから現実的で質の高い調査であると高い評価を受けた。

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