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ジェンダー・社会配慮
概要
ジェンダーとは男女間の社会的・文化的な格差のことです。アイ・シー・ネットは、ジェンダー問題に関する配慮を広めること、つまり両性間の平等を開発プロジェクトに取り入れ、男女の平等な意思決定過程への参加を促進することを幾つものプロジェクトで行っています。
交通とジェンダー
| 実施国 | : 全世界 |
|---|---|
| 実施期間 | : 2001年12月~2003年6月 |
| クライアント | : 世界銀行 |
世界銀行のJCTF(日本コンサルタント信託基金)の予算によりアイ・シー・ネットが幹事会社として、イギリスの交通・運輸プロジェクト専門コンサルタント会社TRL(Transport Research Laboratory)と同じくイギリスの農村交通と開発を専門とするNGOのIFRTD (International Forum for Rural Transport and Development)と共同で「交通とジェンダー」(英文名:Integrating Gender into World Bank Financed Transport Programs)という事例調査を2001年12月から2003年6月まで実施した。全世界の104カ国(2003年現在)で世界銀行が資金を提供している交通分野のプロジェクトがあるが、これらの中からジェンダー配慮に関わり特に参考なると考えられる10の事例を選定し共通のフォーマットにより調査した結果をケーススタディレポートという形でまとめ、現在実施されているプロジェクト及び今後実施されるであろうプロジェクトの中でのジェンダー配慮に役立ててもらおうというものである。事例の選定は各国へのプロポーザルコンペの案内に応募してきたローカルコンサルタントからベストなものを10件選考して、選定されたローカルコンサルタントがそのケーススタディを実施し、これを当社とTRL、IFRTDで取りまとめた。事例調査の対象となった国はバングラディッシュ2件、中国、ラオス、レソト、ペルー、セネガル、ウガンダ、ベトナム、南アフリカである。
交通とジェンダー(フェーズ2)
| 実施国 | : 全世界 |
|---|---|
| 実施期間 | : 2004年5月~12月 |
| クライアント | : 世界銀行 |
世界銀行のJCTF(日本コンサルタント信託基金)の予算によりアイ・シー・ネットが2001年~2003年に世界 9カ国で実施した「交通とジェンダー」に関わる事例研究の結果を普及することを目的に、交通セクターのステークホルダーを対象にしたジェンダー主流化の研修プログラムとそのための教材を開発したのが、本コンポーネント2である。開発された教材はトレーナーズガイド、プレゼンテーションスライド、ビデオドキュメンタリー、参加者用ハンドアウトで構成され、最終的に世界銀行のホームページに掲載され、広く利用されることが期待されている。この教材の有効性を検証するためにラオス(2004年8月)とウガンダ(2004年11月)で実際に普及ワークショップを開催した。
世界各国で利用されることを想定して、教材キットは参加者のジェンダー配慮への理解を促すよう、スタンダードといえる「ジェンダー分析」を中心に構成し、ワークショップを実施するローカルファシリテーターが自由にローカライズさせて使えるように配慮されている。
ジェンダー政策立案支援計画:ジェンダーの視点に立った政策分析
| 実施国 | : カンボジア |
|---|---|
| 実施期間 | : 2004年10月~2005年1月 |
| クライアント | : JICA |
カンボジア国ジェンダー政策立案支援計画は、女性省をC/Pとして、政府内のジェンダー主流化の促進を目的に 2003年4月から開始された。プロジェクトの目的は、政策分析、政策提言、政策の実施、モニタリング、評価のすべての側面にジェンダー視点を取り込んでいく能力を向上させることである。プロジェクトでは、経済的エンパワーメントの分野に焦点をあて、関連した5つの省庁(農林水産業、農村開発省、商業省、鉱工業・エネルギー省、労働職業訓練省)の職員を対象に活動を行っている。 ジェンダー政策分析手法は、一連のワークショップで試みられているものの形としてはまとめられておらず、まだ手法として確立されていないため、短期専門家として派遣され、ジェンダーの視点に立った政策分析の手法化を行った。既存の PCM手法の問題分析の中に隠されたジェンダー・イシューを特定し、活動内容の中に、ジェンダー関連の活動を盛り込む手法を確立した。ビジュアルな教材とトレーニング・モジュールを開発し、 C/Pが政策分析にジェンダーの視点を取り組んでいく能力を身につけるようになり、他の5省庁でワークショップが実施できるようになった。
アフガニスタン女性課題省組織強化支援
| 実施国 | : アフガニスタン |
|---|---|
| 実施期間 | : 2004年11月~2005年11月 |
| クライアント | : アジア開発銀行 |
アフガニスタン女性課題省は、設立から3年と非常に若く、政策提言・アドボカシーを行う官庁としての能力を有していない。2002年9月より2004年6月までアイ・シー・ネットのコンサルタントはJICA専門家として女性省の能力強化を支援した。その実績を評価され、ADBアフガニスタン事務所より声を掛けられ、政策・計画アドバイザー(チーム・リーダー)として本案件に携わる事になった。(1)組織改編支援、(2)女性の置かれている社会・経済調査の共同実施を通じての調査・情報収集能力の向上支援、(3)総務・財務システムの見直しと強化、(4)大臣・副大臣への政策支援、が主要業務である。チームは国際コンサルタント2名、ローカルコンサルタント3名、サポートスタッフ2名の計7名である。リーダーにとって、チームの実施運営体制を整備・維持することもTORの一つであるため、能力の非常に異なるアフガン人コンサルタントの研修を行いながら、チーム全体を見るという仕事は、マネジメントが大変であるが、面白さもひとしおである。

