私たちの視点 : 2010年4月アーカイブ
プロポーザルを作るということ (第二事業部長 河原工)
開発プロジェクトの現場での活動を多くの方に知って頂きたいと思いましたが、プロジェクトを実施するためには、プロポーザルを作成し、クライアントから選ばれなければなりません。このプロポーザルを作成することですが、あまり実情は知られてないと思い、この舞台裏の一端をあえて紹介します。
JICAからの発注で会社として一括してプロジェクトを請け負う場合、プロポーザルの分量は通常100ページを越えます。基本の構成は、プロジェクトをどうやって行うかという基本方針と実施方法、メンバーの経歴とこの業務に関しての強み、会社の実績や同様のプロジェクトの経験などです。これとは別に、現地での活動にどのくらいの予算が必要か、価格の見積りの作業があります。これらの作業を、JICAから指示書といって、プロジェクトの目標や想定される成果、主な活動など発注者の意図が書かれた文章が配布されてから、2週間で仕上げなければなりません。そのため、プロジェクトにかかわる予定のメンバー以外にも、2、3名が作成に携わります。
私自身、責任者として、数多くのプロポーザル作成に関わってきました。関係者は毎日遅くまで頑張ります。社内審査会では、審査者から厳しいコメントがでます。皆良いプロポーザルにするため、という想いからです。こうやって、できあがったプロポーザルには、愛着が湧きます。全てに受注できたらと思いますが、ここは勝負の世界です。残念な結果となることも私自身数多く経験しました。自信を持って作り上げたものが、選ばれなかった時は本当に残念でなりません。ただ、それは、どんな勝負の世界も同じでしょう。他方で、選ばれた時の喜びは格別です。
実は、プロポーザル作成に関わることは、たとえそのプロジェクトに参加できなくても、若い人にはとても良い経験になります。先輩コンサルタントのプロジェクトに対する考え方を学ぶ良い機会だからです。また、先輩コンサルタントも若い人たちの働きぶりも見ています。
このように、現地での活動だけでなく、日本でもコンサルタントは日々頑張っています。
2010年4月1日

