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2010年の抱負 (代表取締役 寺島裕晃)

2010年の幕開けに当たり、ご挨拶いたします。

近頃では世情の説明や分析をするときに、“激動の”とか、“先行き不透明な”という枕詞を使ってしまうことが多いと思います。民主党政権の下で行われた“事業仕分け”による予算削減や国内公共事業の縮小や取りやめ、日本航空の再建問題など、2009年の暮れから2010年の始まりにかけて、これまで磐石と思われていた事業や企業が大きく揺れています。このような傾向は、ODAに関連する業界にも無縁ではないと思います。“事業仕分け”に関わるワーキンググループのコメントには、「JICA研究所は廃止・見直し」、「開発調査型技術協力は不要」、「協力隊の役割は終わった」、「無償協力に関してはタイド援助の見直し」など、これまでODAに関わってきた人間の目から見ると、ビックリするような文言が並んでいました。今後も我々ODA関係者にとって厳しい状況が続いていくことが予想されます。

一方、日本という国にとって、平和的な国際協力分野で世界をリードして行くことは、ますます重要になっていくはずです。経済大国の日本が、不況に喘いでいるとは言え、貧困国やそこに住む人々の現状に目をつぶり、自国の利益だけを追い求めていて良いはずがありません。また、世界的に先行きが不透明な時代であるからこそ、しっかりした国際協力を行っていくことで、発展途上国とよい良い関係を築いていく事が、将来の日本にとって非常に大切なことと考えます。私たちは、開発コンサルタントとして、そのような日本の重責をしっかりと自覚すると共に、納税者である国民の皆さんにもその意義を理解していただけるよう、効率的で効果的な義務を実施していきたいと思っています。それによって、世界の中で日本のプレゼンスを高めていくことに、少しでも貢献することができれば、これに勝る喜びはありません。

新年にあたり、上述のような我々の思いを記し、新年のご挨拶に代えさせていただきます。
本年もよろしくお願いいたします。

2010年1月5日

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